集客できるキャッチコピーの考え方|飲食店や料理の魅力を棚卸しする方法

飲食店のキャッチコピーの考え方

こんにちは
飲食店の販促大学 by BuzzFood
スタッフのニシホリです。

飲食店の販促大学では、 飲食店で働く方が知っておきたい集客・販促・広告・マーケティングの豆知識をご紹介しています。

今回のテーマは
飲食店のキャッチコピー!「お店や料理の魅力を見つける5つのチェックポイント」

メニューブックや店内ポップ、SNSでの発信など。最近ではお店からの発信も当たり前に。

お店の発信をより効果的にするために大切なのがキャッチコピー。

読んだ人が思わず気になってしまうようなキャッチコピーで、コンテンツや注文に誘導していきましょう!

この記事はこんな飲食店におすすめ
・インスタでついつい読みたくなるキャッチコピーを考えたい!
・キャッチッコピーをってどうやって考えたらいいの?
・文章力に自信がないから自分には無理じゃないの?

今回ご紹介するのは、キャッチコピーの考え方がわからないという方のために、飲食店のキャッチコピーの考え方をご紹介。お店のことをPRする時の強みの見つけ方、メニューブックやポップを作る時の料理の魅力の見つけ方を簡単に解説していきます!

それでは早速いってみましょう!

目次

お店のキャッチコピーを考え方

飲食店キャッチコピーの考え方
飲食店のキャッチコピーの考え方

まずは、お店全体のことを紹介する際のキャッチフレーズを考える時に着目したいポイントをご紹介します。

ご紹介する各項目でお店だったらどんなPRポイントがあるのかピックアップしていきましょう!

①利用シーンから考える

デートや接待、一人飲みなど、ユーザーの利用シーンに対して「こんな時にピッタリ!」という訴求をして、「そんなお店を待っていました!」と共感してもらいましょう。

様々なシーンで使えるお店であっても、その時のPRでどのようなシーンの集客を強化していきたいのかの優先順位をつけていきましょう。あれもこれもと欲張ってしまうと、誰もピンと来ない無難なメッセージになってしまうのでご注意を。

②ターゲットの性別・年代から考える

性別や年代など、どんな人に魅力的なお店と感じて欲しいのかを具体的にイメージしていきましょう。

ターゲットの一例
・性別:男女
・年代:10代後半、20代後半、40代前半など
・職業:学生、社会人3年目、医者、主婦など

他にもターゲットをイメージするポイントは様々ですが、性別と年齢、職業を想像すると、どんな魅力やメッセージなら共感してもらえるというのがイメージしやすくなるのではないでしょうか?

男性は機能性、女性はデザインや雰囲気を大切にする傾向があったり、10代の学生と40代の主婦が魅力を感じるPRポイントや文章は違いますのでターゲットに合わせた単語や言い回しのチョイスをしていきましょう。

③お店の雰囲気から考える

お店の内装や接客の雰囲気、お店自体のコンセプトが魅力のお店は、どのような世界観を楽しむことができるのかにフォーカスしてキャッチコピーを考えていくことも一つの方法です。

ブルックリン・ハワイ・ロンドンなどの「外国のカフェを感じられるお店」といった発信や魚市場で食事を楽しんでいるような感覚になれるような活気と賑やかさのある店内の雰囲気など、お店全体を通じてどのようなコンセプト、そのような世界観に浸ることができるのかをキャッチコピーにしてもいいですよね。

飲食店というと、料理のPRばかりになりがちですが、お客さんがどのような非日常の世界を楽しむことができるのかを発信するのも大切なポイントです。

④名物料理から考える

数多くある飲食店の中で「あのお店はアレが美味しいお店」と名物を発信・浸透させていくことはとても大切です。

現代ではSNSでユーザーが料理の写真をWEB上にアップすることが当たり前の時代。お店側からの発信によってお店の名物イメージを浸透させて「あのお店はアレのお店」という認知をコントロールしていくことが大切です。

お店の看板メニューとなる名物をピックアップして、その料理の魅力や楽しみ方をキャッチコピーにしていきましょう。

⑤お店の思いから考える

お客さんにどんな気持ちになってほしいのか、どうしてお店を始めたのかなど、お店の大切にする考え方に共感させることも最近では大切になっています。

そうしたお店のポリシーやストーリーに共感することが、「このお店を応援したい」と一緒にお店づくりをしてくれるファン(リピーター)を獲得することにつながります。

お店のこだわり一つ一つが、どんな思いから始まっているのかをキャッチコピーというメッセージにしてみてはいかがでしょうか?

料理のキャッチコピーを考えるための5ポイント

料理のキャッチコピーの考え方
料理のキャッチコピーの考え方

お次はメニューブックや店内ポップに使う料理のキャッチコピーの考え方の一例をご紹介します。

料理のキャッチコピーは以下の5つのポイントを基準に、お店の料理に合わせて魅力をピックアップしてみてください。

①味

料理といえば味の表現です。基準となるのは「普通の○○に比べて」ということを意識して考えてみましょう。

普通の唐揚げより辛い唐揚げ、普通より旨味たっぷりなハンバーガー、だしが効いた優しい味の味噌ラーメンなど、お店の料理が一般的なものに比べてどんな味なのかを考えてみると、お店の料理の独自性を表現しやすくなります。

また、なぜそのような味を実現できているのかということを「○○を使った優しい味」などと表現することで、具体的に味をイメージしやすくなります。

②食感

サクサク、ジューシー、とろとろ、ふんわりなど、メニューの食感をキャッチコピーで表現することで、よりユーザーが食べるイメージをすることができ、食欲をそそるような広告になります。

食感や質感のキャッチコピーは食べる瞬間や肉を焼く瞬間などの食事イメージの写真と相性が良いため、美味しそうと感じるシズル感ある写真と組み合わせて胃袋を刺激していきましょう。

③食べた時の気持ち

この料理を食べたらどんな気持ちになるのかをキャッチコピーにしてイメージさせることも一つの方法です。

「贅沢」「幸せ」「ほっこり」「わくわく」など、料理の味や食感といった機能性だけでなく、その先にあるユーザーのベネフィットを表現することがキャッチコピーに大切と言われています。

④こだわり食材

料理の魅力を表現するキャッチコピーは、こだわりの食材とセットにすることでより「美味しそう」と感じられます。

「A5等級の飛騨牛」「北海道産の生うに」「地元農家さん直送の新鮮野菜」など、お店があえて選んでいる食材についてはしっかりとPRしていきたいですね。

「こんなこと書いてもお客さんは凄さを知らないんじゃないかな?」と思う時もあるかもしれませんが、知っているか知らないかよりも、お店側が食材について言及しているということ自体が「なんとなく凄そう!」といったワクワク感につながりますので、こだわり食材はしっかり発信していきましょう。

⑤調理の手間暇

「5時間煮込んだカレー」「スープと食材を別々で調理して作るデミグラスソース」「低温でじっくり火入れするローストビーフ」など、もっと手を抜けるのにあえて手間暇かけていることはしっかりと発信していきましょう。

そういったお店の努力のストーリーは、その料理に期待感を持たせるだけでなく、実際に食べた時の感動をより一層引き立てられますよね。

せっかく手間をかけて作っているなら知ってもらわないと損です!

素敵なキャッチコピーは魅力探しが大切!

キャッチコピーは魅力探しが大切!
キャッチコピーは魅力探しが大切!

いかがでしたしょうか?

今回は飲食店のキャッチコピーを考えるときにどのようなポイントに着目して考えたらいいのかをご紹介しました。

今回ご紹介した項目に沿って、お店の魅力をピックアップしてみてください。

お店の魅力をピックアップしたら、以下の記事を参考にキャッチコピーを作ってみるときっと素敵なキャッチコピーができますよ。

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    この記事を書いた人

    ニシホリ ニシホリ 名古屋の飲食WEBディレクター

    飲食店専門WEBプロモーションの株式会社フードコネクションのディレクター。町の居酒屋さんからミシュラン星付きの名店まで、300を超える飲食店のWEB制作を経験。そのノウハウを活かし調理師専門学校の外部講師も務める。プライベートでは名古屋の美味しいお店を紹介するグルメブロガー。美味しいお酒を探して今日もフラフラと。

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